勉強会(2023年3月勉強会)

 もみの木ケアプランセンターでは「事例検討」を行いました。事例検討とは対象事例を丁寧に振り返ることによって、課題の実現を妨げている要因や原因を明らかにすることです。事例検討の際に議題に挙がるのは困難事例であることが多く、利用者様にとって最善の方法を考えようと試行錯誤するうちに、業務を越えた支援になってしまっている場合もあります。複数の視点で多くの意見を出し合うことで、担当者が問題や課題を一人で抱えこむことを回避する目的も含まれています。

 

 まずは事例提供者の想いを傾聴し、事例提供者が出来る支援の有り方を考えることが大切で、「こうあるべき」や「多数決」などで支援の方向性を決めてはいけません。今後もこのような「うまくいかない経験の共有」を行っていくことでお互いを支え合い、高め合いながら切磋琢磨していきたいと思います。

 




 もみの木相談支援センターでは「省察的実践」について勉強会を行いました。利用者様の支援内容等で相談を受けた際に、必要な情報を正確に記録しておく事で、次回の支援に備えたり、現状のサービス内容で問題が無いか等の見直しが出来ることを学びました。

 

 利用者様やご家族のネガティブな感情に触れることの多い職種のため、燃え尽き症候群に陥ることを防ぐためにも、職場環境の風通しを良くし、日頃からお互いの悩みや課題を相談し合うことも重要です。また、1人の利用者様に対して複数の相談員の意見を合わせることで、将来像の明確化やその将来像に向けてのステップアップ方法等、様々な視点から検討し設定をしていけるといった強みがある事を勉強する事が出来ました。この学びを今後の支援に活かし、より良いサービス提供を目指していきたいと思います。

 



 シニアコミュニティーもみの木では「巧緻性」についての勉強会を実施しました。巧緻性とは精巧で精密な事を意味する言葉であり、指先を使って細かい作業をする力や、頭の中でイメージした通りに身体を動かす力が挙げられます。身体に大きな負担をかけずに巧緻性を鍛えるには、指体操(指回し体操、輪ゴムを利用した指体操、じゃんけん体操)がおすすめです。比較的簡単な動きで脳を活性化でき、子供から高齢の方まで気軽に取り組めます。

 

 脳が活性化すれば認知症の予防効果が期待できるため、定期的に指先を鍛えることが大事です。運動による健康効果は中年期以降も確認されており、巧緻性もトレーニングによって回復すると考えられています。輪ゴムやスポンジ、ゴムボールなどの道具を職員で実際に使用し、どのようにリハビリに組み込むかの意見も出し合いました。サービスの質を高められるよう、今後も努力していきます。

 

 



 シニアコミュニティーつばきでは「介護のかきくけこ」について勉強しました。

「介護のかきくけこ」の中で特に大切なのは「か(観察力)・き(気づき)・こ(行動する)」の3つのKです。

 

  <デイサービスでの3つのKのポイント>

   観察・・・・食事(嚥下状態や姿勢)・排泄(出血や失禁はないか)

         入浴(外見の異常、体調変化)・送迎(お迎え時の様子)

   気づき・・・洞察力(いつもと違う、違和感)・発見力(早期発見)

         問いかける力(探求心、○○かもしれない、なぜ)

   行動する・・検討後に計画を実行→その内容を記録し、評価する

 

 職員一人ひとりが考動できるように知識を深めることは、利用者様の安全なサービス利用に繋がります。これからもしっかりと介助していけるように職員一同、日々努力していきたいと思います。




 おひさまで「アセスメント」について学びました。アセスメントとは決められたやり方で評価することです。評価する人の感情や感覚は含めずに客観的な視点で数値化して表すものを指します。子ども達がどこまで理解し、何ができるのかを評価したアセスメント情報を職員間で共有し合い、どこまで支援すれば良いのかを統一することは、よりよい支援に繋がります。

 

<アセスメントの内容> 

理解・・・・本人が理解できる情報(文章がわかるか?単語か?絵か?写真か?具体物か?など)

スキル・・・様々な活動・課題の視覚的な手立てなどで活用できるスキルを確認する

      (プットイン、1対1の対応、ジグ、形・色などのマッチングなど)

 

 おひさまでは4月より、保護者の方へ家庭での様子を記入する用紙を配布し、細かくアセスメント評価を行います。少人数制である特徴を活かし、情報共有や支援方針の統一も密に行っていきます。発達に個人差がある子ども達が、のびのびと成長できるように日々支援していきたいと思います。

 





お知らせ

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