もみの木ケアプランセンターでは「質の高い記録の大切さ」 について勉強しました。
私達は、利用者様やご家族が抱えている問題を改善するために、まず必要な情報を聞き取り(アセスメント)し、それらを客観的に解釈して計画を作成します。そして、実際に支援を行いながら、利用者様に合ったサービスになるように定期的に見直しを行っています。見直しの際には、どのような経緯で計画を作成したのか振り返ることが重要で、そのために質の高い記録を残しておく必要があります。質の高い記録には「事実」をしっかりと把握することと、意見や憶測を事実と混同させないことが求められます。
また、ケアマネが記録を振り返る際には、記録した時の自身の主観や判断の偏りが多少なりとも入っている可能性を忘れず、客観性を保つことが大切です。記録を残す作業は面会後すぐに行うことがポイントです。日々多忙な業務ではありますが、隙間時間を活用して、質の高い記録を残していきます。
もみの木相談支援センターの勉強会は「事例検討」でした。相談員が担当している利用者様の中で対応が難しい方の事例を提示して、職員間で意見交換をしました。
事例の利用者様は精神疾患がある方(精神障害者)です。精神疾患と一口に言っても、様々な病名と症状があります。それぞれの症状は異なるので、急性期での対応はさまざまですが、症状が安定して、社会復帰に向けての支援が必要な状態にまで回復された方への支援において、必要なことは何なのか、また退院するにあたって整えるべき環境や条件はどのようなものなのか等について、職員同士で熱心に意見を出し合いました。
本人の意思を最大限に尊重しつつ、現実的な課題にどう向き合ってもらうのか、自分の行動を客観視することを促すにはどうすれば良いかなど、非常に参考になる意見が出ました。 今回の勉強会の成果を、今後の障がい者支援に活かしていきたいと思います。
シニアコミュニティーつばきでは、寒くなってきたこの時期に注意すべき「ヒートショック」について勉強会を行いました。
ヒートショックとは、家の中での急激な温度差により血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすことです。
ヒートショックを起こしやすい場所・・・極端な温度差がある場所
・冬場の冷え込んだトイレ ・洗面室や浴室など
高齢者の方が最も多いのが、ご家庭での入浴中でヒートショック等による意識障害により浴槽に倒れ、沈み込んで溺死するというパターンが多いと言われています。
ヒートショックを予防する為には?
・入浴前後の水分補給する ・食後1時間以上空けてから入浴する ・お酒を飲むなら入浴後に
・部屋間の温度差をなくす ・浴槽から急に立ち上がらない ・浴槽の湯温を低めにする
・長湯をしない ・浴槽に手すりをつける ・他の人が声掛けをする
また、トイレでの注意点は、浴室や脱衣所と同様、温度差を無くす為にも、暖房設備を設置するなど、ヒートショックを起こさない様に注意しましょう。
デイサービスでは、入浴時には必ず脱衣所と浴室の温度差がないように暖房設備を整えたり、トイレでも便座を温かくするなどして対応しています。今後も、デイのみならずご自宅においても利用者様が注意すべき事柄を積極的に学び、利用者様が安全に生活出来るように声掛け等を行っていきたいと思います。
おひさまでは「言葉かけ」について勉強しました。子供が不適切な行動をした時、つい注意してしまうことがあります。しかし、その言葉かけが原因で、その行動が増えることもあります。注意という形であっても「言葉かけ」という関わりが子供にとって「先生に注目されている」とご褒美の働きをしているためです。
人は行動の直後に「良いこと」が起きると、その行動を再び起こしたくなります。
(例)おもちゃを片付けた → ほめられた → 片付ける頻度が上がる
このように適切な行動を学んでいくことで、子供たちは暮らしやすくなっていきます。
適切な行動の後にポジティブな注目(褒める・認める)をすることでその行動が増えます。褒めるとは「すごいね」など出来たことを評価するだけではありません。大切なのは、暖かいまなざしを子供に向ける営みです。支援が必要な子供の中には、言葉だけでは褒められていることが伝わりづらい子もいます。子供の特性に合った方法で、わかりやすく褒めるチャンスを増やしていきたいと思います。