もみの木ケアプランセンターでは「ヤングケアラー」について学びました。
ヤングケアラーとは、家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子供・若者のことです。ヤングケアラーは、家庭内の問題のため、表に出にくいと同時に、子供自身やその家族が「ヤングケアラー」であるということを認識していない、周囲が異変に気付いていても家族の問題に対してどこまで介入すべきかが分からないなどの理由から、必要な支援に繋がっていないケースもあります。
ヤングケアラーを把握し、必要な対応を行うには、普段ケア対象者に接する福祉・介護職員などの気づきが重要とされます。ヤングケアラーを把握し必要な支援を行うには、「発見」し、「かかわり」、「伝え」、「つなぐ支援」を行うことが求められます。私たちケアマネジャーは業務上、家庭内の状況・環境・生活についてを詳しく聞くことが必要なため、ヤングケアラーの「発見」に非常に近い立ち位置に居ます。発見した際に大切なのは、本人の意思を尊重すること、本人や家族の思いを第一に考えることです。本人や家族との対話の中で緊急性を確認した上で、信頼関係を築きながら状況を把握し、対応していきたいと思います。
もみの木相談支援センターの勉強会は「支援困難事例」の検討を行いました。
利用者様のご家族からサービス事業所や相談支援員に対しての細かい要望が多く、それが通らない場合に相談支援員を変更してでも対応を求めることがあるといった相談支援を行うにあたって、困難を感じる内容の事例です。
地域要因上、サービス事業所の数に限りがあり、調整や変更などの柔軟な対応が難しい環境です。そのため「また困難な要望を言われるのでは」と担当する相談支援員の緊張感が高まり、落ち着いて対応できなくなると、適切な支援を行えなくなる可能性があります。
この場合、まずは家族が要望や希望を出している理由や背景について理解を深めることが非常に大切です。ご家族の真意を知ることで、今まで困難だと感じていた問題点の打開策が見つかるかもしれません。
そのためには対面での面談により、受容と傾聴による信頼関係の構築が重要であることを学びました。
シニアコミュニティーつばきでは「高齢の方の夏バテ予防と重要性」について勉強会を開催しました。高齢の方は基礎体力や免疫力が低下しており、体調不良になった場合、薬を飲んだり治療をしても、回復に時間がかかってしまいます。
<高齢の方の夏の生活における問題点>
・夏バテによる体調不良がきっかけで、持病の悪化や衰弱、
体調不良の重症化、後遺症に繋がる可能性がある。
・高齢の方は体温調節機能や喉の渇きを感じる機能が低下しており、水分摂取が
不足しがちなうえ、発汗することで体内の水分が不足してしまう。血中濃度が増し
血管が詰まりやすくなるため、脳梗塞・心筋梗塞に繋がる可能性がある。
<高齢の方の夏バテ予防策>
・喉の渇きを感じる前にこまめに水分を摂る(1日に1~2リットルを目安に摂取する)
・バランスの取れた食事(タンパク質・ビタミンB1・ミネラル・クエン酸を意識して摂取する)
・適度な運動を行う(少し汗ばむ程度の有酸素運動を毎日行う)
・十分な休息、睡眠を取る(気温差で乱れた自律神経を入浴等で整えるのも良い)
このように意識的な対策を行い、日々の生活習慣を整えることがとても大切だといえます。
今後も利用者様の状態をこまめに観察し、夏バテ・熱中症にならないように取り組んでいきます。
子供の行動は、好ましい行動・好ましくない行動・危険な行動の3つに分けられます。
今回は好ましい行動を増やすための「子供達の褒め方・関わり方」について学びました。
<褒める時のポイント>
(1)子供のそばで視線を合わせる (2)好ましい行動を言葉にして、短く褒める
(3)して欲しい行動を始めたとき、している最中にできるだけ早く褒める
<褒める行動が見つからない時の褒める行動の見つけ方>
・ささいなことから見つける(当たり前のことでも、これからもその子に続けてほしいこと)
・25%ルール(課題がパーフェクトに出来ていなくても、ほんの少しでも出来ていることを見つける)
『褒める』と、子供は一層頻繁にその行動をします。認められていると感じます。そして、他のことでも協力したり、スムーズに行動出来るようになるため、結果、好ましくない行動が自然に減ってきます。人はいくつになっても褒められることは嬉しいものです。これから様々な挑戦をしながら成長していく子供たちへ周りの大人が褒めながら成功体験を増やし、自信が持てるよう関わっていきたいと思います。