もみの木ケアプランセンターでは「アセスメントの基本」を学びました。私達は計画を立てる前にアセスメントを取っています。アセスメントとは利用者様を理解するために重要な情報です。
①情報収集・整理・・・それぞれの視点に偏りがないように収集し、整理する
客観的情報(健康面、心身機能、ADL・IADL、役割、環境、個性・生活史)
主観的情報(利用者様の語り)
②情報の分析・統合・・・望む暮らしと生活のニーズの導き出し
現状のニーズと今後のニーズ・問題点の洗い出し(危機を予測する)
・利用者様が持っている強みを活かした生活の改善方法
③目標の手立ての設定・・・望む暮らしとニーズを言語化し、計画に落とし込む
アセスメントと計画は表裏一体です。アセスメントを具体性を持って理解できて、実践できることが、よい計画(利用者様主体で、ニーズの漏れがなく、誰が見てもわかりやすい計画)を作成できるようになるための絶対条件となりますので、必要な情報を聞き取るスキルを上げるために努力していきます。
もみの木相談支援センターでは「移動支援のグループ型支援」について勉強会を行っています。
移動支援とは、移動が困難な人に対してガイドヘルパーによって行われる地域生活支援事業です。
個別での支援ではなく、グループで行う際の人数の基準や、市町村ごとのガイドラインを交えながら理解を深めていきました。
基本的な考え方として、利用者様本人からの希望が出ている事が前提である事や、サービスの提供に対してグループで行う必要性、具体的な計画(移動支援のグループ型のみの様式で)を市町村に提出をする必要があるなど、今まで個別で行っていた移動支援の内容とは大きく異なる部分もありました。
今回の勉強会の内容を活かし、利用者様が希望する外出等の際に出来るサービスの幅を広げていけるように支援を行っていきます。
デイサービスを運営していく中で、利用者様やご家族から「期待していたものと違う」「気持ちや考えを尊重してもらえていない」など、欲求が満たされていないというお声を頂くことがあります。
今回は、そのようなお声を頂いた際の「接遇対応」について学びました。
介護現場では、利用者様に対して介護、看護、対応などのサービスを提供しています。それぞれ一生懸命に利用者様に向き合っても、利用者様から見たら不十分・不満足という点があるかもしれません。そういう声をお聞きするのは辛い事ですが、業務や対応改善のきっかけを提供して頂いているかもしれない、原因は自分達にあるのかもしれないと考えながら、伺うことが重要です。
利用者様の訴えはいろいろあると思いますが、話していることの奥にある欲求を把握して、どうしたら満足して頂けるかを考えることが重要です。私達職員は、接遇対応の基本となる「利用者様の言葉を傾聴して最後まで話をよく聞くこと」を習慣付けし、日々の対応に活かしていきたいと思います。
また、デイサービスは介護保険制度のルールに則ってサービスを提供しており、利用者様のご希望に添えないこともありますので、それらを正しく説明出来るように、職員への研修も行っていきたいと思います。
おひさまでは「春から夏にかけて流行する感染症」について学びました。
春は天候や気圧の変化が大きく、気温の寒暖差も激しいため、自律神経のバランスが乱れて体調を崩しやすい季節です。さらに新生活や環境の変化によるストレスや睡眠不足も重なり、免疫力が低下しやすくなります。その結果、以下のような特定の感染症が流行しやすくなります。
・溶連菌感染症・・・喉の強い痛み、高熱、発疹、イチゴ舌等の症状があり、飛沫感染する
・ノロウイルス感染症・・・急性胃腸炎を引き起こすウイルス性の感染症
・ロタウイルス感染症・・・乳幼児を中心に感染するウイルス性胃腸炎
・手足口病・・・ウイルス性の感染症。口の中、手の平、足の裏などに発疹が出来る
感染症のリスクを下げるために、日常的な対策を習慣にすることが大切です。まずは外から帰ったら手洗い・うがいの徹底と外出するときはマスクの着用など感染対策は続けることが大切です。そして栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活、十分な睡眠と休息をとって体の抵抗力を高めるよう保護者の方に声掛けを行なっていきたいと思います。